ふーんしかコメントできないでしょう

夢日記を書きたいと思ってから結構時間が経った。カルテットでも言ってたけど夢の話ってほんとにふーんしか言えない。へえとか。

それでも誰かに聞いてほしくなるほど変な夢を見ることがある。そして、ほんとに誰かに聞いてほしくて誰かに話すんだけど、まあふーんは免れても なにそれとか、すごいねとかになりがち。だから最初から一方通行を想定した文字にすることにした。アーンド自分はかなり口下手で、必要がないかぎりダラダラしゃべるタイプだし、文字にしてもそこそこダラダラするだろうけど文字にしたほうがテンションは読み手の方に委ねることができるし、しかもそもそも誰も読まない可能性の方が高い。

そうはわかってても目の前の空気みたいな、漠然とした他者っていうカテゴリーの人たちに向けて文字を発信したい、というより、誰かに話したいのにその誰かにぴったりな人や機会が周りにないのに、話さないことには消化されずに自分の中にぐにょぐにょ居続けられるのは、自分がそこで止まっちゃう感覚になってしまってどうにも気持ち悪い。

言い訳って最強にダラダラしやすい。

消化作業に入りたいと思います。

 

天才プログラマーのコラムに感化された私は、どういう経緯があってかスタートアップ企業のインターンに参加することになった。(どういう経緯なのかは夢なので端折られている。)(事業内容も同様に端折られている。)

私は圧倒的知識不足によってその先輩方に結構あからさまに邪魔者扱いを受けた。受けたというより、えぇこれもわかんないんだ?的な、言葉の抑揚としては優しいけれどプレッシャーをしっかり掛けてくるタイプの洗礼だった。あ、結構きついなー(>_<) 身のこなしからして世の中をかなりうまく渡っていけるタイプーそれもいやらしさやコネなどを排除して人柄と実力で道を切り開くーの男の人から、お前なんで来たんだよと思われている事実は覚えなければいけない目の前の知識よりもズッシリ来た。(ここには普段の自分にあるイケメン苦手意識と自分より賢い人へのルサンチマンがよく表れている)

こんなことではいけない、せめて勉強意欲があるということだけは知ってもらおうと、会社のUSBを持ち帰り自己学習をすることにした。(USBの内容も端折られている。)(このUSBの色形は紛れもなく伊勢丹新宿写真館のものと同じだった)

しかし、ここでうまくいかないのが人生、嫌なことが重なるのもまた人生で、私のMacにUSBを差した瞬間、何者かによってパソコンがハッキングされた…!

運命のいたずらは止まらず、私の持ち帰ったUSBは教育用ではなく社長が独自に入手した、裏側の世界の闇情報満載のとにかくヤバいヤツだった。私のアイフォンが鳴る。会社からだ。私は体の至る所に冷や汗が滲み出しているのを感じながら、心臓の鼓動が呼び出し音より大きくなる前に意を決して電話に出た。

「とにかくすぐにオフィスに来て」

こんなときでもオフィスっていうカタカナが出てくるのが不思議だな、と思った。社長は会社のことを緊急時でもオフィスと言えるくらい、普段からオフィスって言いまくってんだな、そういうことを考えることで自分を落ち着かせようとした。

会社に着くとあの先輩が私の顔を見るなりため息をついた。まあそういう対応は想定内だし、予想を裏切ってこないあたりまだまだだな、などとまたくだらないことを考え、先輩のため息を無視するクールな自分を形成していった。

社内には何人か警察の人がいて、社長はその人たちを相手にヒステリーを起こしていた。

「あそこにはマリアが上と繋がっている疑惑を晴らすための証拠があったのに!」

マリアは社長の元恋人だ。(夢なので設定が手に取るようにわかる)

私はこの会社の事業やビジョンに惹かれてインターンに参加したはずだった。しかしこの瞬間、社長はマリアを救うためだけに会社を立ち上げたと知り、そのマリアへの熱情に文字通りポカンとした。先輩もぽかんとしているようだった。

そのとき、携帯に先輩のブログ更新通知が来たので読もうとした。彼はjunという名前でネットと人の繋がりについて深く掘り下げるようなブログを書いていた。(ブログを読むようになった経緯も夢なので以下略)

タイトル『情報に対する人の倫理観』

これを見て読む気は失せた。要は私が情報を不用意に扱ったために多くの人に迷惑をかけたことを軸に、私にお前はバカだと言っているのだ。

マリアを救いたかったと泣き喚く社長と、俯瞰してこのオフィス笑を見渡すブロガーjunに私はうんざりした。もう天才プログラマーへの憧れの火はものすごい勢いの消化器によって黒い焦げ跡となってしまった。

「バカでごめんね♡」

ブログをドヤ顔で更新したであろうjunの顔を見ながら言った。そもそも、誰もが触れる場所にヘンテコ闇USBを置いた社長が悪いし、マリアのために会社まで立ち上げちゃった社長は結構うざい。マリアだってそういう社長が嫌で逃げたに違いない!

開き直った私はそれじゃあさようならUSBは一応返しますと言って会社を後にした。

しかしなぜかjunが追いかけてきた。その雰囲気はまるで少女漫画。junは開き直った私の反応が過去出会ったことない新鮮なものだったために私に惚れてしまったようだった。

これはすごい細やかな設定な夢だしかなり今っぽい、最後に甘酸っぱさを入れてきたところに自分の願望を感じてこれは今までになく守備範囲の広い夢だしなにかに書き留めたいかも、そう思ったときに目が覚めた。

 

ふーん へえ なにそれ すごいね

選択肢は四つあります、四つもあって良かったね!おわり